マグノリア


金曜日、いつもの公園にジェイと行きました。


コブシの花が満開でした。
桜の開花が遅い東北では、春を告げる花なのだそうです。



『サンタ、マグノリア、枝にいっぱいひかるはなんぞ。』
向こう側の子が答えました。
『天に飛び立つ銀の鳩』

こちらの子がまたうたいました。
『セント、マグノリア、枝にいっぱいひかるはなんぞ。』
『天からおりた天の鳩』

         <宮沢賢治「マグノリアの木」より>


短い物語の中の一節です。このお話の中で、マグノリア(モクレン属の学名)は
寂静印だと言ってます。寂静とは静かな安らぎの境地です。




ツグミがずっと空を向いて動かずにいました。
そろそろシベリアに渡ろうかと思っているのかもしれません。
春がやってきました。



つづきは楽しいお話しではないです。
不安を煽るつもりはありません。
声高に何かを主張したいのでもありません。
ま、こんなことも考えちゃったりもするこの頃なのです。
さらっと流して下さいね。
 

普通に生活して行こうと決めていますが、
何か落ち着かないのは、地震のせいだけではなく、原発の事故のせいでしょう。
それがあることも、無意識の中に追いやっていたのに思い出した事があります。
もう25年くらい前でしょうか、「エコロジー」と言う言葉に興味を持って読んだ本があります。
現代書館の「FOR BEGINNERS」というシリーズでした。
イラストがいっぱいあって、読み易い本でした。
その中で「エントロピー」という言葉を見つけ、次ぎに同じシリーズのその本を読みました。
筆者と宮沢賢治が旅をしながら説明をしてくれます。
その第4章に「石油文明と原子力」があります。内容はこんな感じです。
1.桜前線 2.ヒートアイランド 3.大気の厚さ 4.炭酸ガスの温室効果
5.氷河か洪水か 6.能率と効率 7.石油はいつ枯渇するか 8.原子力のエントロピー収支
9.原発労働者 10.設計技術者 11.使用済燃料 12.核の輸送 13.下北半島
この章の最後の方で核廃棄物の管理をどうするかという話をしていて、
筆者が「東京の真ん中に置くのです。」と言っています。
「そうすれば、役人は自分の身の安全のために最高の設備を作るでしょう。」と。
この本もエコロジーの本も、このまま行けば暗い未来が待っていると警鐘を鳴らしてました。
私は怖くて本を閉じて、そんな事はない、誰か賢い人が正しい道を見つけてくれると、
そのままずっと目を閉じました。
あれから、25年。怖かった事が現実になりそうです。見ないふりをしたせいでしょうか。
これからでも遅くないのなら、太陽や風や水や生き物のエネルギーに変えて欲しいと願います。
こんな事になってから勝手なものですね。自分では何も考えてないのにね(笑)

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