出会いから7年 その3

 ーsamuraiさんと猫ー
私は猫を飼った事はありませんでしたが、samuraiさんはミーコと言う猫との思い出があります。小学3年生の時に拾ってきて、大学4年まで飼っていたそうです。(ミーコのお話を前にちょっとだけ書いた事があります→「選挙とミーコとsamuraiさん」)そのミーコの話を時々聞いたり、ちょっと前には「あ〜猫のゴロゴロが聞きたい」なんて言っていたので、そんなに嫌がらないだろう、むしろ喜ぶかもしれないと思ってました。ところが、仕事を終えて家に戻ると渋い顔をしていました。飼った事があるだけに、その大変さが分っていたからでしょう。その頃はよく旅行なども行っていましたから、動物が居るとなかなかそういう事もままなら無くなります。もうひとつは後で聞いたのですが、大学の頃友達が同じ様な猫を拾ってきたけど助からなくて、この子もたぶんダメだろうと思ったそうです。飼って良いか了承を得たのかよく覚えてないのですが、なんだか気まずい空気でした。なんとなく、仕方が無いみたいな感じだった気がします。

仔猫は相変わらず目が目ヤニで開かないでいました。脱脂綿に水を含ませて、何度も目ヤニをふやかしたらやっと開きました。が、開いた右目が何だか変なんです。目から半透明の白いものが飛び出しているんです。どうも目ヤニではなさそうですが、何なのか分りません。へたに触る事もできず、どうしたらいいんだって感じです。明日の動物病院に委ねるしかなく、そっとしてダンボールに戻したらそのまま寝てしまいました。元気なのかそうじゃないのかも良く分りません。朝まで生きているのか心配で、何度も起きて覗いていました。

翌朝一番で動物病院に連れて行きました。目は眼球が破れて、中のものが飛び出しているそうでした。細菌感染しないように、眼球に抗生剤の注射をされます。「これは痛いんだよ〜」なんて言う獣医さんの手の中で、それまでじっとしてた仔猫がウネウネと動きました。駆虫剤をスプレーされ、目はダメそうだけど摘出するにしても、もう少し大きくならないと出来ないので様子を見ようとの事でした。血液検査もワクチンももう少し経ってからと言う事で、あとは目薬をもらって帰りました。細い首には重そうなカラーを付けて。



翌日からは、仔猫はsamuraiさんの心配に反してみるみる元気になりました。いよいよこれは長いつきあいになるんだなと思い、samuraiさんに名前を付けてもらう事にしました。仔猫の名前は「J」。「片目のJack」の頭文字です。「片目のジャック」と言うのは古い西部劇の題名で、子供の頃「片目」というと「ジャック」が連想されました。子供の頃やっていた「狼少年ケン」というアニメにも「片目のジャック」というクールな狼が出てきます。カッコイイ代名詞だったのです。ところが、カラー生活が1ヶ月程続いた頃、ぼちっと飛び出していた目は回りと馴染んでなんとなく平になり、獣医さんに診てもらったら穴は塞がっていてもう心配ないとの事でした。こうして、片目じゃない片目のジャックは私達の家族になりました。

***おしまい***

6月に書き始めたのに、続きを更新するのがずいぶん遅くなってしまいました。
以上、ジェイとの出会いのお話でした。
後日談ですが、ジェイを大家さんの所に最初に連れて行った時傍にいたおばあちゃん犬のシロさんは、その翌日静かに旅立ったそうです。シロさんは優しい性格で、大家さんちの黒美ちゃんという猫は、子猫の時に公園でカラスに襲われそうになっているのをシロさんに助けられ、大家さんちの猫になったそうです。そんなシロさん、最後にジェイのために力を貸してくれたのかな〜なんて想像したりしました。ま、偶然かもしれませんが、そう考えると命が繋がったような感じがしていいなぁなんて思うのです。


コメント
コメントありがとうございます。花です。

>ゴーシュさん
固い絆を結ぶ事って人生でそうない事ですよね。
結んだのかなと思っても、勘違いだったり、
すぐに緩んで離れてしまったり、
自分から離してしまったり…。
大切にしていきたいです。
  • 2010/09/07 12:00 AM
チビチビなエイザベス・ジェイ君がかわいい.(笑)
リードを付けて散歩に行くジェイ君の記事を見る度,
羨望と同時に,何か信頼のようなものを感じて
おりましたが,それがこのお話を伺い,得心しました.
まさに絆なのですね.
コメントありがとうございます。花です。

>Gaviちゃん
楽しみにして下さって、ありがとうございます^^
もしお目々がなくなってもカッコイイよって言ってあげるつもりだったけど、
やっぱり治ってくれて嬉しかったな〜。
実はジェイくん前歯も足りません(笑)栄養不足だったのかな?
この前やってた「ヒックとドラゴン」って映画のトゥースってドラゴン、
原作では「トゥースレス(歯無し)」って言うそうです。
黒くてジェイみたいだから、最近ジェイを「トゥース」なんて呼んでます。

>ゆーゆーさん
素敵な綱ですね♪そんな網がたくさんの世界になるといいですね〜。
今はもう、大家さんも大家さんの猫ちゃん達も、そしてお家もアパートもなくなってしまいました。
なんだか切ないけれど、色んなものは移ろってしまうんですね。
  • 2010/09/03 11:55 AM

ジェイくんの健やかな回復
ふしぎなご縁。
シロさんが縁結びに力を貸してくれていたのかもしれませんにゃあ。ちっちゃいジェイくんが、お目目イタイイタイだったのわかっていたのかもしれません。
優しいやわらかいチカラがよりあわさった網みたいな感じで、命が救われたりするのですね
その2でタイムリーなコメントしそびれちゃって、その3楽しみにしてたのにゃあ!
Jくんのお名前・・・もしかしたら花おねえちゃんかsamuraiおにいちゃん、にゃんこ「Aちゃん」からお名前つけて10にゃん目かな・・・って思ってたのにゃあ。
お目々元気になってよかったよ!
痛かったよね・・・(´・ω・`)
シロさんが助けてくれたのかもしれないね。
やさしいワンなのにゃあ。
シロさんの分もいっぱいいっぱい楽しく元気で長生きするにゃ!
  • Gavi
  • 2010/09/01 9:46 PM
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